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2013年11月

2013年11月27日 (水)

特定秘密保護法案の強行採決に抗議する

    ●声明●

特定秘密保護法案の強行採決に抗議する

2013年11月27日

政府・与党は11月26日、衆議院特別委員会ならびに同本会議で特定秘密保護法案を強行採決した。

国民の知る権利、言論表現の自由が損なわれるとして、全国的に反対運動が展開され、11月21日には日比谷野音に1万人の人が集まり、反対の大集会が開かれた。また25日には福島市で公聴会が開かれ、与党側推薦を含む7人の公述人全員が、この法案の廃案や慎重審議を求めた。政府・与党はこうした民意に謙虚に耳を傾けなければならないはずだ。にもかかわらず、26日に強行採決をしたということは、この公聴会が単なる政府のアリバイづくりにすぎないばかりか、福島の人たちをないがしろにし、侮蔑するものである。原発関連情報の秘密化が危惧される。

政府による恣意的な秘密指定が、30年から60年までなどということは、国民を無視した、とんでもない話である。日本出版者協議会は将来に禍根を残すこの法案を、参議院では、十分に審議をつくして、廃案にするよう強く求めるものである。

「秘密保護法」廃案へ! 12・6大集会

●「秘密保護法」廃案へ! 12・6大集会

──キケンすぎる! 自由のない国にするな!──

日時/2013126日(金)

午後6時30分〜7時15分 (終了後、国会請願デモ&銀座デモ)
午後6時〜6時30分 プレトーク

場所/日比谷野外音楽堂
主催/「秘密保護法」廃案へ! 実行委員会

「特定秘密保護法案」の廃案まで、あと一歩です。

10月25日に国会に提出された法案は、そのあまりにも危険な本質が知られるに連れ、各方面から反対の声がどんどん上がり続けています。

今、全国の大半の新聞が社説で廃案を求めており、法曹界、言論人に加え宗教界、演劇人など、続々と反対声明が発せられています。安全保障と情報の権利に関する国際基準から大きく逸脱しているとして、海外からも非難ごうごうです。ニューヨークタイムズなどのメディア、日本外国特派員協会、国連専門家、人権NGOが日本政府を厳しく批判しています。

この法律ができたら、ジャーナリスト、市民運動はもとより、国会議員も処罰の対象となり、裁判も秘密のまま行われます。官僚は情報をいくらでも闇に葬ることができます。情報にかかわる人は周辺も含めて監視され続けます。この国は、国会も司法も手が出せない、官僚独裁の監視国家になってしまうのです。

政府・与党は密室協議を重ねて、みんなの党、日本維新の会と修正合意しましたが、内容はよりひどくなり、国会での大臣答弁は二転三転するばかり。それでも政府・与党は強行採決を狙っています。

圧倒的多数の市民の声を「廃案!」の一点に結集させ、稀代の悪法「秘密保護法案をつぶすために、再び政府と国会に私たちの声をぶつけましょう!

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集会チラシ(ウラ)

──集会内容──
=決まり次第アップします=

●「秘密保護法」廃案へ! 実行委員会

<連絡先団体>
日本新聞労働組合連合(新聞労連)(03-5842-2201/jnpwu@mxk.mesh.ne.jp
平和フォーラム(03-5289-8222)
5・3憲法集会実行委員会
(憲法会議 03-3261-9007、許すな! 憲法改悪市民連絡会03-3221-4668)
秘密法に反対する学者・研究者連絡会article21ys@tbp.t-com.ne.jp
秘密法反対ネット
(盗聴法に反対する市民連絡会 090-2669-4219、日本国民救援会03‐5842-5842)


──出版協は、大集会実行委員会の参加団体。秘密法反対ネットにも参加しています

2013年11月22日 (金)

出版協トークイベント●2014年1月30日(木)●ジュンク堂書店池袋本店

●出版における製作というお仕事──出版現場の舞台裏
日本出版者協議会プレゼンツ トークイベント●3回

出版社における「製作」とは何か。

「印刷・製本・紙の価格交渉及び発注」「進行管理」「原価管理」「造本設計」「品質管理」等、本の製作過程で環境を整え、品質や付加価値を追求し、限られた予算と時間のなかでどれだけ「良質」の本を作ることができるか……管理や計算で日々懊悩しながらも見本ができたときには快哉を叫ぶ、それが製作担当である。デザイナーや営業担当と共闘する版元の「製作」の舞台裏に迫る。

【パネラー】
司会:河野和憲(彩流社)

▼中山銀士(中山デザイン事務所主宰)

1951年、東京都生まれ。桑沢デザイン研究所中退、現代思潮社美学校・木村恒久図工工房修了。1978~2005年、石井慎二編集長のもとで「別冊宝島」誌300余号分のデザインを担当(当初はデザイナーではなく執筆者として関わっていた)。山尾三省『聖老人』(1981年プラサード書店)の装本を皮切りに、主に書籍・図録・CDブックなどのエディトリアル・デザインを生業とし、各種の文庫やシリーズ書籍を含め、現在までに2000冊余りの装丁を手掛けている。装丁を担当した書物は、表紙画像のみをhttp://nakagin.web.fc2.com/ にカタログふうに掲載中。


藤巻法明(株式会社精興社営業部第二グループ第一課課長)

1961年に米沢市で出生の世田谷区民。2013年に創立100周年を迎えた株式会社精興社へまったく印刷に興味がないにもかかわらず1983年に入社。営業畑一筋で現在に至る。好きな映画監督はジョニー・トー。好きな漫画家は谷岡ヤスジ。好きな音楽家はジョナサン・リッチマン。〈本好きの情報探求誌〉『彷書月刊』で約3年半にわたって連載したエッセイをまとめた「昼寝のまくら」がKindleストアで発売中。

小松正一(中庄株式会社第一営業本部営業二部部長)

1985年、中庄に入社。同業営業部での販売受注店頭から情報用紙の営業部そして商業印刷部を経て、1995年より出版営業部に配属になり、主に出版社へ書籍・雑誌の本文用紙を中心に紙の提案。2013年5月にメーカーと提携して新書籍のオリジナル商品を開発し多くの出版社や印刷会社へ販売を展開中。江戸時代の天明3年より紙屋を起こし昨年で創業230年、印刷用紙だけでなく家庭紙など紙に関するもののほとんどすべてを取り扱い、最近は新商材にも挑戦している。

一般社団法人 日本出版者協議会[出版協/旧・流対協]とは
中小出版社95社が加盟する出版業界団体。・言論、出版及び表現の自由の 擁護、・出版者の権利を確立
・出版物の再販制度を堅持・出版物の公平・公正な流通確保、という4つの目的を掲げ活動を行っています。

■日 時 
2014年 1月30日(木) 19:30~

■会 場 ジュンク堂書店池袋本店  4階カフェにて
■定 員 40名(お電話又はご来店にてお申し込み先着順)
■入場料 1000円 (ドリンク付)
■ 受 付 お電話又はご来店(1Fサービスカウンター)にて先着順に受付。
■ ※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
■ ※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願いいたします。

■ 申込、お問い合わせ 池袋本店 TEL03-5956-6111

イベントチラシ

2013年11月20日 (水)

Amazon問題●質問主意書への政府答弁書、出版協の見解

有田芳生参議院議員(民主党)の「出版物販売における海外事業者への課税に関する質問主意書」と政府「答弁書」について

2013年11月20日

去る11月11日付けで有田芳生参議院議員(民主党)が提出した「出版物販売における海外事業者への課税に関する質問主意書」(質問第51号、別紙)に対し、政府は19日、安倍晋三内閣総理大臣の別紙答弁書をもって回答した。この質問趣意書は、出版協と有田議員が、アマゾンなど海外事業者の出版物販売について、その税制上の問題等を情報交換するなかで、生まれたものである。

答弁書は、質問主意書の
一 2010年のAmazon.com Int'l Sales, Inc.に対する国税庁の140億円追徴課税断念の経緯と理由
二 Amazon.com Int'l Sales, Inc.、アマゾンジャパン株式会社、アマゾンジャパン・ロジスティック株式会社の3法人の間の日本の出版物取引が輸出にあたるのかどうか、これら3法人への課税状況
三 Amazon.com Int'l Sales, Inc.は消費税込みの再販売価格で日本の読者に販売しているが、当該消費税は日本で納付されているのか
の質問に対しては、「個別・具体的な事柄であるので答弁を差し控えたい」として、答弁を避けた。

一については日米当局の交渉経過を国民に明らかにすべきであるし、二、三については、出版関係者、納税者に事実を明らかにすべきであろう。とりわけ三は、消費税が日本に納められていなければ、問題である。出版協としては、有田議員と協議し、再質問する予定である。

四の海外事業者からの電子書籍配信の消費税非課税問題については、「消費税の課税の在り方について技術的、専門的な論点も含め検討を行っているところであり、経済活動に対する課税の中立性や公平性、国内外の事業者の事務負担に与える影響、適正な税務執行の確保等の幅広い観点から引き続き検討してまいりたい」と答えた。
財務省は11月14日、政府税制調査会にサービスを受けた人が国内に居住している場合は、消費税の課税対象となるよう改革案を示したと報道されており、そのことを裏付ける回答といえる。

以上

質問主意書への答弁書                    

2013年11月18日 (月)

●STOP!「秘密保護法」11・21大集会 「何が秘密? それは秘密」それはイヤだ!

●STOP! 「秘密保護法」11・21大集会

──「何が秘密? それは秘密」それはイヤだ!──

日時/2013年11月21日(木)18:30~19:30(終了後、国会請願デモ&銀座デモ)
場所/日比谷野外音楽堂
主催/STOP!「秘密保護法」11・21大集会実行委員会
後援/日本弁護士連合会

「特定秘密保護法」が国会に上程され審議中、21日にも衆議院を通過しかねません。

「秘密」がどこにあるのかは、誰にも知らされません。「秘密」を漏らしたり、
漏らすよう求めたりした人は懲役10年の重罰に処せられてしまいます。
誤って漏らした人も同様です。秘密を探ろうとする人も処罰されます。

公務員やジャーナリストだけの問題ではありません。原発の情報やTPP
交渉のような、生命や暮らしにかかわる情報もすべて隠されてしまうでしょう。

国が都合の悪いことを人々の目から遠ざけようとするとき、そこには必ず
戦争への準備がありました。戦争は秘密から始まるのです。

国の情報は政治家や官僚のものではありません。必要なのは情報公開です。
こんな法律を作ろうとしているのは、先進国では日本だけです。時代に逆行
する秘密保護法の成立は何としても阻止しなければなりません。

「秘密保護法反対!」の一点で結集し、政府と国会に私たちの声をぶつける
集会と請願デモを、5,000人目標で開催します。

──集会内容──

○主催者挨拶/海渡雄一弁護士(秘密法反対ネット)
○政党・国会議員から
  近藤昭一衆議院議員(民主党) 
  志位和夫委員長(日本共産党)
  吉田忠智党首  (社会民主党)   
  鈴木貴子さん(新党大地)(予定)ほか
○挨拶/日本弁護士連合会代表
○発言  
  青井末帆さん(学習院大学法務研究科教授)      
  落合恵子さん(作家)
  日比野敏陽さん(新聞労連委員長)
  藤本泰成さん(平和フォーラム事務局長)
  鈴木伶子さん(5・3憲法集会実行委員会・キリスト者平和ネット)
  田島泰彦さん(上智大学教授)
○集会宣言

●STOP!「秘密保護法」11・21大集会・実行委員会
http://himituho.com/

プレス・リリース

<連絡先団体>
日本新聞労働組合連合(新聞労連)(03-5842-2201/jnpwu@mxk.mesh.ne.jp
平和フォーラム(03-5289-8222)
5・3憲法集会実行委員会
(憲法会議 03-3261-9007、許すな! 憲法改悪市民連絡会03-3221-4668)
秘密法に反対する学者・研究者連絡会article21ys@tbp.t-com.ne.jp
秘密法反対ネット
(盗聴法に反対する市民連絡会 090-2669-4219、日本国民救援会03‐5842-5842)


──出版協は、大集会実行委員会の参加団体。秘密法反対ネットにも参加しています

※11・21は、「STOP!秘密法TV」●生中継
11.30~13.00 労働組合による官邸前行動
17.30~   日比谷大集会
http://www.ustream.tv/channel/secretslaw

2013年11月 8日 (金)

STOP!「秘密保護法」11・21大集会●日比谷野音

1121tirasi

※出版協も上記集会の実行委員会に参加

2013年11月 1日 (金)

出版協 『新刊選』2013年11月号 第13号(通巻237号)

出版協 『新刊選』2013年11月号 第13号(通巻237号)

1P …… 「日本を取り戻す!」安倍自民党政権は
「物言えぬ社会」を目指すのだ!
──“何が秘密? それは秘密”──「特定秘密保護法案」の国会審議がいよいよ始まった

竹内淳夫彩流社 )●出版協副会長
2P…… 出版協BOOKS/11月に出る本
3P …… 出版協BOOKS/11月に出る本

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