Amazon Student
●事務局のつぶやき●
Amazon Studentの10%ポイント問題、業界だけでなく出版に関心を持つ人たちにも波紋を投じられたようだが、Amazonからはまともな回答を得られないまま、12月5日、取り扱い取次に申し入れ(ブログ参照)をした。そろそろ回答が出てもいい頃、期待できる内容になっているかどうか。いずれにせよ、我々は徹底抗戦の腹づもり
出版協とは直接取引をしていないから……、という逃げ口上にはもうウンザリ。業界のルールを皆で守っていかなければ、果てしない泥仕合になってしまうだけ
Amazon独走の中、この業界では、○○は悪者、△△は正義の味方といった懐かしい寓話が蘇ってきているが、あまりにも単純すぎはしないか
アベノミクスという奇妙な言葉が闊歩、消費税値上が問い直される様子はなく、軽減税率も10%までは導入しないと放言され、景気はどん底に落ちていくんではなかろうか
自民党の圧勝は想定内だったが、こうも急速に右旋回していくとは驚くかぎり。出版の自由の堅持、出版業界にとっては正念場になるかもしれない。憲法改悪という妖怪の復活、やれやれ
[木下]
出版協 『新刊選』2013年2月号 第4号(通巻228号)より